車のオイル交換費用を安くしたいと思っているキュウです。調べるとオイルとオイルフィルターの部品代、交換工賃、それぞれ4年前の1.5倍以上になってました。今回は自分でオイル交換した備忘録です。車はスズキのエブリイDA17Vです。シンプルな軽自動車だと気軽にトライできますね。
大まかな手順は、YouTubeのDIYをめぐる冒険さんでお手軽なオイル交換方法を紹介されていたので参考にしました。オイル交換は、オイルチェンジャーという道具を使う上抜きとボルトを外して自然にオイルを出す下抜きがあります。動画では道具をありもので間に合わせて下抜きをしていました。キュウもオイルチェンジャーは購入せず下抜きですが、カースロープとかジョッキとかオイルポイパックとか安くてちょこっと便利な道具は購入しています。
準備

道具
- メガネレンチ14mm
- フィルターレンチ64mm(PIAA W65)
- ソケットレンチ
- カースロープ
- オイルジョッキ
- 漏斗
- プラスチックトレイ
- ブルーシート
- ゴムハンマー
フィルターレンチのPIAA W65はオイルフィルターに合わせて購入しました。しっかり回せるカップタイプがよいと思います。これにソケットレンチを付けて回します。
カースロープはタイヤが小さい軽自動車なら低価格のものでも実用的と思います。10cmくらい上がるだけですが作業性が向上します。
漏斗は100円ショップで大きいサイズのものを購入しました。
ゴムハンマーはレンチがどうしても回らない時に使います。
消耗品
- オイル5w-30 3L SP GF-6A(モリドライブ Silent+)
- オイルポイパック(オイル受け)
- ドレインパッキン(内径14mm、ホンダ、スズキ用)
- オイルフィルター(PIAA PS5)
- ウエス
ウエスは古いコットンTシャツを切って使っています。
カースロープに前輪を乗り上げたら準備は完了です。

事前確認

運転席側
運転席のシートを少し後ろに引き、背もたれを前に倒します。シート下の前面のカバーを捲るとレバーが2か所あります。レバーのラッチを外してシートを持ち上げると、エンジンルームが見えます。 黄色いオイルレベルゲージを引き抜いて、高さ、汚れ、粘度を確認します。レベルゲージは完全に戻さず、空気が入るようにしておきます。

前輪が少し上がっているので、オイルを抜く前のオイルレベルゲージの高さを覚えておきます。ウェスでオイルをふき取り、挿して抜くとHとLの間にあると思います。キュウの技術では正確な液面は分かりませんが、だいたい同じ量になるようにオイルを入れました。

車体下
ブルーシートを運転席側に敷きます。運転席側から車体下を覗くと、ドレインボルトが見えます。締め位置に印がついています。さらに右奥にオイルフィルター(オイルエレメント)が見えます。オイル受けを近くに用意します。

助手席側
助手席の背もたれも前に倒します。運転席と同じようにシート下の前面にレバーが2か所あるのでレバーのラッチを外してシートを持ち上げます。左側にフィラーキャップが見えます。フィラーキャップを緩め、空気が入るようにしておきます。

古いオイルを抜く
(ここから、作業でテンパっていて手にもオイルがついていたので、写真はありません。。)
14mmのメガネレンチでドレインボルトを緩めます。固いのでレンチのお尻をトントン叩きます。スパナでなくメガネレンチがよいです。どうしても緩まない場合はゴムハンマーで優しくレンチのお尻を叩きます。緩めただけではオイルは漏れません。 オイル受けをドレインボルトの真下にセットして、ドレインボルトを手で回して外します。完全に外れる直前で、落ちないように押し当てたボルトを持ってスッと取り外します。外れると勢いよくオイルが出てきます。キュウは結局、手を滑らせてボルトを廃オイルの中に落としてしまいました。
ドレインボルトを取り付ける
外したドレインボルトのパッキンを取り換えます。キュウはサイズが同じホンダ用を使いました。安かったので。事前確認でボルトについていた印を確認しましたが、パッキンが厚さが同じでないので、印の位置は目安になりません。
締める強さ経験によると思います。キュウも初心者なので、走行後にチェックし、もし漏れていたら増し締めしたいと思います。(大丈夫でした)
オイルフィルターを取り外す
64mmのフィルターレンチでオイルフィルターを緩めます。ソケットレンチを取り付けて、オイルフィルターに被せます。固いのでレンチのお尻をトントン叩きます。どうしても緩まない場合はゴムハンマーで優しく叩きます。 緩んだらオイル受けをフィルターの真下に移動します。フィルターを手で回して取り外します。外すとフィルターに残ったオイルが漏れでます。付着したオイルはきれいに拭き取ります。 ここで、トラブルが発生しました。フィルターレンチにオイルフィルターが食い込んでどうしても外れません。調べるとフィルターレンチの穴から大き目のドライバー(鉄棒があればよい)を差し込み、ゴムハンマーで叩いて押し出すようです。無事に古いオイルフィルターが取り外せました。
新しいオイルを準備する
エンジンオイルの量はマニュアルに書いてあります。オイルフィルターの有無など正確な規定量を確認します。
オイル5W-30をオイルジョッキに準備します。エブリイDA17Vは、マニュアルによるとオイルフィルターと同時交換の場合、2.8Lなので、ジョッキの目盛を確認して、オイル缶からジョッキに大体の量を注ぎます。
新しいオイルフィルターを取り付ける
新しいオイルフィルターのビニールカバーを外します。ゴムパッキン部にオイルを指で塗っておきます。 オイルフィルターを着座するまで手で締めます。 回転数が分かるようにフィルターレンチに90度ずつマークがついています。着座した位置を覚えておきます。もし、フィルターレンチにマークがない場合はフィルターレンチにマークをつけておけばよいです。フィルターレンチを使って着座位置から270度締め込みます。つまり3/4回転回せば程よいです。
新しいオイルを入れる
助手席のフィラーキャップを外し、漏斗をセットします。ぐらつくようなら養生テープで固定するとよいです。
オイルジョッキからエンジンオイルを1.5L(半分)注ぎます。
オイルフィルターにオイルを回すためにエンジンを掛けます。2~3分待ってエンジンを止めます。エンジンを止めてから1分待ち、レベルゲージで高さを確認します。下限近くにオイルがついていることを確認します。
エンジンオイルを規定量まで注ぎます。下抜きで、入れすぎると簡単に調整できないので、2.5L程度まで注ぎました。後は、少し注いで、レベルゲージで高さを確認することを2~3回繰り返して微調整しました。だいたい注入量が2.7~2.8Lになったあたりで、元のレベルと同じくらいになったので、適量と判断しました。HとLの間で、上限Hの少し下でした。
後処理
漏斗を取り外し、フィラーキャップを締めます。
運転席側のドア内側に「日付、距離、☒エンジンオイル、☒オイルエレメント」と書いたテープを貼ります。
エブリイDA17Vの場合は、オイル警告灯は5,000km毎に表示されます。オイルの状態で警告が出るわけではありません。したがって、オイル交換時にカウンターをリセットするか、警告表示が出た時に手動でリセットします。 エブリイでもメーターパネルの形式が何種類かあるので具体的な方法はマニュアルで確認します。DA17V JOINターボのカウンターのリセットは次のようにします。
- キーをONにする
- オドメーター表示にして、メーターパネルのスティックを長押しする
- OIL表示になるまで短押しで設定項目を切り替える
- 長押しでピッと短く音が鳴り、表示をOILからRESETにする
- キーをOFFにする
交換時にリセットせずにオイル警告等が5,000kmで表示された時は、次のようにします。
- キーをONにするとOIL表示になるので、OIL表示中にオドメーターのスティックを長押しする
- リセットされる
経験を積むまでは、時々、オイル漏れがないか下回りを確認と、オイルレベルゲージでオイル量を確認した方がよいと思います。
ではまた。